桂歌之助上京掲示板
タイムスリップ? - 桂歌之助
2025/06/11 (Wed) 11:06:46
千葉滞在ニ日目はかつて住んでいた所と大学内を散策。
学生時代に一番長く住んでいたのが、大家さん宅の敷地に平屋の離れが三軒建っている内の一軒。
大家さんの名前は「吉田さん」だったかなぁと思いながら三十年ぶりに訪ねてみると、正に「吉田」という表札のかかった当時と同じ大家さん宅。
しかし離れのあった所は、ご自宅の広い駐車場になっていた。
所々に覚えのある建物を見つけながら大学まで歩く。
大学構内は大勢の学生でごった返している。
気づけば丁度ランチの時間。
当時午前中は家で寝ていて、大学に行くのは午後からだったので、こんなに賑わってる母校は新鮮。
皆んな後輩かと思うと若者達が愛おしい。
さて、大学時代のほとんどの時間を過ごしたサークル会館へ。
前日に聞いていた通り、平日は午後四時から九時までしか開いていない。
当時はいつでも開いていて、呑んだ後によく泊まったものだったのに、、。
仕方がないから外から部室を見上げる。
「落研」の張り紙は昔と変わらない。
現在の部員が一年生から三年生を合わせて五人ほどしか居ないそうで、存続していけるのか本当に心配。
青春の灯。 - 桂歌之助
2025/06/10 (Tue) 10:14:12
落研に入り、先輩が焼肉に連れて行ってくれた。
それまで焼肉と言えば家でホットプレートで焼くものだった。
材料は大量の野菜と少々の肉。
肉に部位も種類もなかった。
ただ、肉。
学生になって初めて焼肉の美味さを知った。
呑んだ〆にたまに行くお決まりの店。
ある時、その店がバイトの募集をしていた。
落研の同期と2人で申し込んでお客から店の一員になった。
バイトは同じ大学の学生が多く、中でも陳さんという留学生は恐ろしく手際が良くて、人口の多いなかを生きる中国人の凄さ知った気がした。
肉を切る手際、盛り付け、包丁研ぎなど料理のあれこれをカウンター越しに見るのが好きだった。
閉店後に呑ましてもらった。
後輩を連れて食べに行ったらいつもサービスしてくれた。
学園祭で大トリをとった後も二次会で行った、、はず。
覚えてないけど。
落語家になるって報告した時には餞別を頂いた。
落研同期の同窓会はもちろんこの店。
そんなお店が6月末に閉店すると知って、居ても立ってもいられず仲間8人と駆けつけた。
食った、呑んだ、喋り倒した。
自分にもこんな絵に描いたような思い出の場所があったんだ。
今になって涙が出る。
散々呑んだ後で、この写真を撮ったのは不覚にも記憶にないけど、この店のネオンは間違いなく青春の灯。
今まで営業していてくれてありがとう。
年に一度の、、。 - 桂歌之助
2025/06/04 (Wed) 00:33:46
武庫川女子大学の食経営学科で食経営の講義をしました。
彼女達が普段学んでいるであろう数字を元にした食経営ではなく、数字に現れない、しかし見落としてはいけない食経営の肝について話しましたが大層な事ではありません。
カレー屋をやっていて感じた事を系統立てて整理するというもの。
今年で3年目。
いつも後半は、どう人と関わるか、どういう気持ちで生きていくかという話になります。
出来るだけ実体験を元に、説経臭くならず、若者の心に私の思いを言葉で伝えられるか。
自分の感性を試される1時間半だと思っています。
去年の講義後の感想に、
「話にとても引き込まれましたが、歌之助さんが詐欺師なら怖いと思いました」
ワタクシ、嘘は一言も喋ってませんから‼️
今年の感想が楽しみです。