桂歌之助上京掲示板
嬉しかったこと。
- 桂歌之助
2025/08/01 (Fri) 19:20:39
1週間の喜楽館昼席の出番中、木曜日の夜席「元気寄席」の出番も合わせて頂くのが恒例。
残念ながらお客さんの少ない会ですが、有り難いことにトリや中トリの出番ですので何かお客さんに感じて頂きたいと心を込めて喋ります。
昨夜の元気寄席はお客さんが30数名。
中トリで「お見立て」を演りました。
話が盛り上がるまでに時間がかかる噺なので、そこまで何とか繋げたい。
爆睡されてるお客さんもいるが、笑って下さるお客さんを頼りに喋る。
あるお客さんが途中からウツラウツラしている様子。
何より無表情。
視線の先にいらっしゃるからどうしても目に入る。
何とか起こしたい、楽しんでもらいたい。
しかし、そんな思いが乱暴な喋りとなって表れないように。
自分の気持ちではなく登場人物の気持ちを表現することに集中して。
様々な気持ちが渦巻きながら喋り終える。
その後は昼夜公演を共にこなした噺家と三味線の師匠とで楽しい打ち上げ。
さて、本日の昼席。
演目は相変わらず「善光寺骨寄せ」
終演後にお客様のお見送りをしていると1人の男性と目が合う。
ん?昨夜の元気寄席で視線の先に居た人じゃないかな?
と思っていると、その人が私の方へ寄ってきて、
「昨日の夜席が良かったからまた来ましたよ」
本当に嬉しかった。
正に心の中でガッツポーズという気持ちです。
落語でもカレーでも何でも、人に何かを感じて貰うには先ず心を込めること。
喜楽館の出番はあと2日。
今日のランチは宝楽の冷麺セット。
細麺にタップリのチャーシュー。
タレも最高。
国宝 - 桂歌之助
2025/07/23 (Wed) 23:26:29
話題の映画、「国宝」を観ました。
噂には聞いていましたが、主役2人の舞踊と歌舞伎の演技には感心しました。
繁昌亭の楽屋でも3時間の上映時間は耐えられないという話が出ていましたが、元々が長大な物語なので3時間でも足りないくらい。
長く感じないどころか、所々でストーリーの飛躍があって物足りなさを感じました。
客席には若者が多く、歌舞伎に興味を持って実際に観に行く人も少なからずいるでしょうが、映画ほどの感動はおそらく得られないと思うのです。
というのが、映画にはカット割りや効果音というものがあり、その場面をよりダイナミックにお客さんへ届けられるのです。
映画での人物表現の手数の多さに改めて気づきました。
歌舞伎にも様々な手数はあるのでしょうが、基本的にお客は引いた画面を観続けることになる。
映画ほど役者の息遣いは感じられないでしょう。
落語になるとそれらの手数がほとんど無い。
舞台で唯唯1人で喋るだけ。
しかしそれ故の魅力もある。
私はそれを選んだ。
さぁ、明日も繁昌亭や!!
夏の元気。 - 桂歌之助
2025/07/22 (Tue) 23:04:26
ぬか漬けを始めて10年。
人からは、偉いねぇ、マメねぇ、とか言われますが、何も大変な事はありません。
大きめのタッパーのぬか床を1日1回かき回すだけ。
かき回して、手に付いたぬかを落として、手を洗ってタオルで拭いても大体15秒。
こんなん誰でも出来ます。
酷暑の時は日に2回かき混ぜることもありますが、それは特別。
夏は野菜が美味しい。
そしてぬか床は絶好調。
どんどん漬かります。
発酵食品は腸活の原動力。
先日のカレーの食材で余ったズッキーニを漬けてみました。
これも瓜科なのかな。
胡瓜のように美味しく漬かりました。
御礼 - 桂歌之助
2025/07/19 (Sat) 12:37:39
第69回長寿の会が無事に終わりました。
暑い中をご来場頂き本当にありがとうございました。
今回は子供さんを連れてご家族でお越しの方々が何組かいらっしゃって、落語の未来に灯りが見えた思いです。
打ち上げはというと、米舞にフラれ、小鯛君と2人で喋って呑んで、写真を撮り忘れる位に楽しく過ごしました。
初めて! - 桂歌之助
2025/07/17 (Thu) 00:30:04
京都の東山にある古川町商店街で落語会が始まりました。
昼間のしがらくごと同じメンバー。
これから昼夜で場所を変えながら落語会をしようという魂胆。
この商店街がとても賑わっている訳ではないが雰囲気が良い。
こういう所で落語が出来る。なんだか明るい予感がします。