桂歌之助上京掲示板
ウエストサイド物語 - 桂歌之助
2024/04/23 (Tue) 22:49:52
最近は映画づいていて、ウエストサイド物語をビデオで鑑賞。
学生以来数十年ぶりに観ましたが、先ず驚いたのがオープニングからの圧巻のカメラワーク。
こんなに凄かったっけ?
50年前の作品。
ドローンも無い時代にこんな構図を考えつくのも凄いし、実際に撮る苦労も大変なものだったでしょう。
ダンスも最高、音楽はどれも名曲。
科学や技術は時代が進めば明らかに発達します。
しかし文化芸術はどうでしょうか。
時代、時代の当事者が汗水流して取り組んでいますが、そのピークは遥か昔に迎えている可能性がある。
クラシック音楽は現代の若者の心を掴みます。
茶の湯は、千利休の教えが今に伝わる。
歌舞伎や浮世絵の最盛期は元禄時代と言えるのかも。
ガウディの建築はようやく完成が見えてきましたが、人類史上最高の建築と言われるかも知れません。
これは芸術文化の成果は、芸術家個人の資質に大きく影響されるからだと思うのです。
1人の才能、努力によって突発的に最高のものが生まれる可能性がある。
そして本人がこの世を去るとその成果は、他の誰もが手の届かない、しかし誰もが仰ぎ見る高みに置かれる。
もしくは本人が持ち去ってしまう。
こんな儚さが芸術の魅力の一つだと思いました。
あっ!そうそう、マイケルジャクソンの「BEAT IT」はこの映画へのリスペクトに溢れていると改めて感心しました。
落下の解剖学 - 桂歌之助
2024/04/22 (Mon) 13:59:34
変わったタイトルの映画をようやく観ました。
スリリングな法廷劇。
話が進むにつれて明らかになる事実や人間性。
真実はどこにあるのか分からない。
映画を観ているほぼ全員が最後にもう一撃食らうのに身構えていたと思うが、なんと静かなラスト。
しかし良く出来たサスペンスで終わるところを、このラストシーンがリアルな人間ドラマに繋げたんだと思う。